猫背にみられる、ある筋肉の症状

●猫背にみられる、ある筋肉の症状

5月07日

猫背にみられる、ある筋肉の症状・・

「円背姿勢(猫背)」については以前も当ブログで記載したことがあります。
その際には胸の筋肉の影響、特に小胸筋や大胸筋による巻込肩を例に記載しました


●肩こり・猫背・巻込み肩>>


とは言え円背姿勢(猫背)に限らず、腰痛、肩こり、首の痛みなど様々なカラダの姿勢や起症状には一つの筋肉だけが原因ではありません。

 

他にもローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)などが挙げられたり体幹部の腸腰筋が関わったりとキリがないのですが、筋肉は繋がりがあるので、症状のある個所以外の離れた筋肉にも原因があるという事は常にあります。

 

あくまで、そういった上でのお話にはなりますが・・

 

今回は猫背気味と言われる方の特徴の中の一つに「前鋸筋」がうまく機能せずに更にそれを強調してしまう状態をよくお見受けするという事について。

 

結構見落としがちな箇所です・・
ストレッチベースの施術でも、かなりの確立で触れる箇所です。


前鋸筋(ぜんきょきん)とは・・

 

前鋸筋右側面

前鋸筋は肋骨から肩甲骨に付着する筋肉です。
やはり肩甲骨に絡みます。肩甲骨を外転(背中を丸めるような動き)・上方回旋させる等の作用があります。
インナーマッスルというと腸腰筋や深層部の筋肉をイメージさせますがこの筋肉も体幹部を安定させる為のインナーマッスルと言われる筋になります。
腕を動かす時に非常に重要な筋肉で、肩こりの原因になることも多いです。その理由としてはこの筋肉は菱形筋、肩甲挙筋、胸筋群、鎖骨下筋、一部のローテータカフ(小円筋)との繋がりもあるので前鋸筋の機能が低下すればそれらにも影響が出やすいからです。

 

ボクサー筋ともいわれ、ストレート系のパンチに有効で腕を強く前に押し出すにはこの筋肉の影響は大きいです。

ボクサーシルエット
起始部(付け根)は肋骨に付着し胸郭に位置しますから呼吸補助としての役割もありますね。
日常生活の中での動作では


●辛うじて届く物に手を伸ばす

●物を前に押し出す
●大きく息を吸うときに機能します

 

なぜこの筋肉が円背姿勢(猫背)の原因に・・

 

画像を見て頂くと何となくお分かりになる方も多いかもしれません。
やはりデスクワークによる長時間のパソコン作業etcの影響は大きいです。
お仕事に集中していれば常に良い姿勢を保つ意識は難しいでしょうから、無意識に顔をPC等の画面に近づけ手を前に出し円背姿勢の状態を保ち続ければ前鋸筋も、その状態を保つことになります。
円背姿勢や肩こりを前鋸筋だけのせいだけには出来ないのですが、この筋肉、ボクサー筋と言われる位なので結構頑固で強力、面積も広いので、影響力は強いです。

起始部は第1~第8肋骨の前面にべったり、停止部は肩甲骨の内側縁、上角から下角を含み、がっちりと付きます。

小まめにリリースしたりストレッチしたりすることにより、ほかの筋肉への影響も変わり、それぞれの筋肉が機能しやすくなり姿勢が改善していくケースも良くあります。


ただ・・
この前鋸筋のリリースは痛いと思われる方が多いかもしれません。
慣れると気持ちよいのですが・・

 

以下は前鋸筋のストレッチ、筋膜リリースの仕方のほんの一例をご案内させて頂いております。

 

●前鋸筋のストレッチ1
前鋸筋ストレッチ1
頭上に手を置いて胸を張るようにし腕を後方に引きます。赤い矢印の様に上腕部を上方に伸ばすと更に効果が高まります。
肩甲骨を引き寄せるようにする意識も大事です。

 

●前鋸筋のストレッチ2
前鋸筋ストレッチ2
写真だと右側を伸ばします。上腕を反対側の手で赤い矢印の様に上方に持ち上げ少し後ろに引きます。
更に胸を張るようにして下さい。


●前鋸筋のストレッチ3

前鋸筋ストレッチ3
壁を使います。
写真のように立って、伸ばしたい方の腕を壁にひっかけます。(青いラインは壁裏の腕の位置をイメージ)
そのまま、ドアから緑の矢印をイメージし胸から体だけを出すように前に一歩踏み出します。
姿勢は真っすぐにして頂き可能な限り捻らないようにして下さい。


●ストレッチポールを使用する
前鋸筋ストレッチポールにて

ただストレッチポールの上に仰向けに寝て写真のように胸を広げます。特に意識する必要はないのですが写真の様に肘を曲げると肩回りの可動域も広がるので私はこうする事が多いです。あとは自然に重力に身を任せリラックスするだけ。
可能ならば1~3分位。お風呂あがりなど体が温まった状態だとより効果が出ます。筋膜の繋がりも有ることから大菱形筋へのアプローチにもつながり前鋸筋にも刺激が伝わりやすいです。


●ストレッチポールを利用する。(筋膜リリース)

前鋸筋ストレッチポール・リリース
ストレッチポールを写真の様に脇から胸の背中から胸の辺りを刺激。


●他にも、こんなグッズも利用できます・・

ストレッチポールハーフ・ヤムナ・テニスボール
ストレッチポールにはハーフカットサイズの物もあるので筋膜リリースはしやすいです。
テニスボールは定番ですね。
ストレッチポールは結構痛いと思われる方が多いかもしれません。
痛いのが苦手な方は写真の白いボールはヤムナボールと言われる絶妙な柔らかさのゴムまり?(以前お客様に頂きましたm(__)m)みたいなものもお勧め。
100円ショップなどで売っている様なゴムボールの類(売ってなかったらごめんなさい)やタオル類をくるくる巻いたもので代用しても良いかもしれません。

 

筋肉を伸ばすだけのストレッチだけでも有効なのですが、実際は筋膜の捻じれや硬結などの可能性もありますから他の筋肉も一緒に意識してリリースしながら行いたい場所です。

 

以前のブログでも軽くご案内させて頂いた筋・筋膜の繋がり、アナトミートレイン。
その際には触れていない箇所ですが、前鋸筋に関しては「スパイラルライン」という筋膜のラインに位置する事も意識すると良いですね。


辛い肩こりや首の痛みの影響は別の筋肉にある>>

 

人のカラダは奥が深いです・・

また筋肉の繋がりについても書く機会を作りたく思います。
そういえば大腰筋の影響につても記載します・・と書いていたような・・

 

これも改めましてm(__)m

 

 

 

追伸・・
本当に御身体についての情報はいろいろな考え方がありますね。
何を基準にして正しいのか、検証するのかが大事で、皆様にどの様に御身体の仕組みをお伝えしたら良いのか慎重になります。
最近では西洋医学の中でも筋膜についてを重要視しアプローチする考え方あったりして驚きです・・

 

最後までお読み頂き有難うございました。

 

 

 

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