辛い肩こりや首の痛みの影響は別の筋肉にある

今回も大変ご無沙汰しています。

4月に近づき更に春の兆しを感じられるようになりました。

とは言え、花粉症の方々にはお辛い季節なのですね。。

幸いにも私は、「今の時点では・・・」そういった症状は感じられません。
来年はどうだか・・
 
今回は肩こりや首の痛み、腰痛でもその箇所が原因と捉えるのでは無く、カラダの中での繋がりを意識したお話をしたく思います。因みに前回のブログでも少し、そのような考え方を記しています。
 
前回のブログを読まれていない方はコチラをご参照ください>>
 
前回のブログではざっくりと背面の筋膜の繋がりを例にしてご案内していました。
 
筋膜の繋がりには他にも前額面、矢状面(簡単に言うと前、横のライン)やカラダの前後から巻き付くような繋がりもあります。
これには「アナトミートレイン」といい「筋膜の繋がり」を意識した考え方があります。
そういった身体にある筋膜経線(つながり)は12本確認できています。

因みに前回のブログで記載させて頂いた筋膜の種類はその中の「スーパーフィシャルバックライン」というカラダの後面にあるライン。


写真参照:
アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線 板場 英行  (著)


それぞれの筋肉を「駅」それぞれの筋膜を「線路」とした考え方です。

人の筋肉は単体で機能するのではなく、それぞれに繋がりがあり、それぞれが微妙に影響しあっているのです。

路線を例にすると・・

「〇〇駅で人身事故の為・・」となると次の次の駅、そして乗車の多い駅、更には違う路線の乗り継ぎの駅等は大きく影響が及ぼされます・・
筋肉もそれぞれの関節を跨ぐ役割があるのですが、ある筋肉の拘縮・筋硬結の影響により他の筋肉や別の箇所に影響を及ぼし痛みや不快な状態を及ぼす事があるのです。

その為、首や肩こり、偏頭痛などは直接そこが原因ではない事も多く、その部位だけを緩め、ほぐしたりマッサージをしても一時的に症状を緩和させても、根本の原因を探る事をしないと慢性的になり繰り返しの症状となる事が多いのです。

腰痛に関しても同じ様なことは言えます。

腰痛の方の場合は大抵は患部に近い骨盤周辺、お尻の筋肉や大腰筋などの影響の割合が多いのですが、首や腕の辺りからの影響というケースもあったりするのです。
 
今度機会あれば、肩こりや首の痛みが大腰筋(背骨・骨盤・大腿骨を跨ぐ筋肉)が影響する仕組みについても記載してみたく思います。
 
でもしかし・・
最終的には骨盤、肩甲骨、そして足首周辺の筋肉の状態のバランスになるので、やはりカラダ全体のバランスが成り立ってはじめて御カラダの快適が維持されるのだとおもっています。

 
余談ですが・・
辛い腰にしても肩やそれぞれの筋肉の状態はレントゲンやCTで患部周囲だけ、骨の状態を確認しても症状が見当たらないので「暫く痛み止めの薬を飲みながら様子を見ましょか・・」というオチになることもしばしばだと思います・・
※外科的処置が必要があるある場合もありますので急性期等は別です。
近い将来、医療技術はさらに進化し筋肉の硬結部位やバランンス、それぞれの筋肉の硬さ、バランス筋出力の状態などがわかる様になる日も来るかもしれませんが、現状は実際に触れてみたり、自覚症状を頼りに整えていくことしかできません。
 

〇パーソナルストレッチやセルフストレッチ、そして筋膜リリースですべて解決するのか?

 
私自身はストレッチは非常に優れた万能なメソッドと考えています。
慢性的な腰痛、肩こり、首の痛み、疲労回復などリラックス効果、関節可動域向上など様々な効果はかなり期待できますし、そういう施術をさせて頂いています。
とは言え、正直に書きますと・・
やはり不可能な事もたくさんあります。
腱なども緩めるケースもあるので、長い目で考えるとメリットは大きいのですが、即効性やパフォーマンスを考えた場合、試合直前のアスリート、ご年配で筋力の少ない方は一時的に筋肉の出力が出にくくなるケースがあります。
複雑な筋膜の癒着、筋硬結、骨からの異常にまでになるとストレッチ以外の手技が必要になります。
完治した後のリハビリにはストレッチはかなり有効ですが・・
 
 
やはり使い方やタイミングを見極めなければなりません。
 
筋膜へのアプローチ方法や様々なメソッドも取り入れながら、どうやって、それぞれの方々にあった対応が望ましいのか・・
様々な課題を持たれている方々の御カラダをメンテナンスさせて頂くセラピストとしては常に勉強し続けさせて頂いています。
 
 
でもやっぱり御カラダのそれぞれが辛くなりすぎる前に・・
そして30歳を過ぎたら定期的に信用あるトレーナーさんやセラピストに相談し1週間から2週間くらいを目途にカラダのケアをしましょう。ストレッチを軸に運動も取り入れながらバランスが崩れにくく、疲れにくいカラダつくりが大事です。
 
毎度のことですが、ストレッチベースでも充実したケアとアドバイスをさせて頂いています。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 

「この記事を書いたトレーナー紹介はこちら」

 
 
 
 
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